岩手大(岩渕明学長)の創立70周年記念講演会・式典は19日、盛岡市の上田キャンパスで行われた。教育学部卒業生で芥川賞作家の若竹千佐子さん(遠野市出身)が講演したほか、学生が記念歌を披露。令和の新時代を迎え、地域に根差した教育研究のさらなる推進を確認した。

 関係者ら約600人が出席。若竹さんは「おらはおらにしたがう」と題して講演。教職員、学生一丸で東日本大震災の復興支援に携わってきたことに対して「誇りに思う」とエールを送り、「同調圧力のある中、男であれ女であれ考えが正しいと思ったら、主張することが大事。自分の幸せの形は自分で決めてほしい」と、自己決定権を持つ生き方を促した。

 最後に70周年記念歌「虹の翼」を発表。管弦楽、吹奏楽、合唱の学生グループらが希望に満ちあふれたハーモニーを響かせた。

 岩手大は1949(昭和24)年に新制大学として発足以来、約7万4千人の卒業生を輩出した。