いざ、農業の甲子園へ-。遠野市の遠野緑峰高(菊池勇校長、生徒147人)は、23日開幕の第70回日本学校農業クラブ全国大会のプロジェクト発表会に「ホップ和紙」と「琴畑カブ」の研究班が出場する。大会への複数班参加は同校史上初で、生徒は創意工夫を重ねた研究成果を示そうと気持ちを高める。

 発表会は、宮城県名取市の市文化会館で開催。10分の持ち時間で研究の意義や成果をプレゼンテーションする。

 既に全国の常連となったホップ和紙研究班は本年度、校内で育てたシクラメンなどの花から色素を抽出し、和紙の多色化を実現。昨年度までに衣類に耐えうる高強度の制作工程を確立しており、活用の幅をさらに広げた。

 琴畑カブ研究班は、今年が初の全国出場。三十数年前に事実上生産が途絶えていたカブを復活栽培させた先輩の研究を受け継ぎ、「ヤマブドウ漬け」として商品化に成功した軌跡を発表する。