紫波町の住民有志らでつくる「城山に新たな里山を創る会」(小川勝弘会長、会員10人)は、同町犬吠森の北上川河川敷に立つ樹齢100年以上とみられる桑の巨木2本を「夫婦桑(めおとくわ)」として公開を始める。かつて桑畑だった荒廃した土地を新たな観光資源にしようと会員らが今春から整備。地域住民らの憩いの場所として再出発を目指す。20日に看板の除幕式を行い、お披露目する。

 桑の巨木2本は昨年12月に会員が発見。樹高13メートル、幹回りは太い方が3・4メートル、もう一方が2メートルで、2本が寄り添う姿は珍しく、「夫婦桑」として保存、公開することを決めた。地権者の承諾を得て、春から同会や地域の歴史の語り部「城山かだる会」(藤原雅夫代表)の会員ら計約20人で周辺整備や看板設置を進めてきた。

 小川会長(61)は「桑の葉には血圧を下げ、ぼけ防止の効果もあるとされる。健康長寿や夫婦円満などを願う町の新たな観光地にしたい」と意気込む。

 除幕式は20日午前10時から行う。桑の茶葉を使って同会が試作中の大福や甘酒などを振る舞う予定。