北海道室蘭市は15日、台風19号の影響で断水となった宮古市田老の樫内地区で給水支援を行った。宮蘭フェリーの就航を機に、両市が8月に結んだ災害時の相互協力応援協定に基づく対応の第1号。フェリーでつながる「隣町」からの支援に、住民から感謝の声が上がった。

 給水支援は同地区の消防第29分団屯所前で、午前10時半から午後5時まで3回に分けて実施。室蘭市の職員2人が、給水車の水を住民が持ち寄ったバケツやポリタンク、ペットボトルなどに注ぎ入れた。子どもから高齢者まで「ありがとうございます」などお礼やねぎらいの言葉を掛け、各家庭に持ち帰った。

 同地区は約130世帯300人が住んでおり、14日夜から断水が発生した。

 親族から給水車が来ていると聞き、駆けつけた主婦(64)は「遠く室蘭市から来てくれたことにびっくりした。トイレや洗濯、食器を洗うなど生活に水は欠かせず、本当に助かる」と感謝した。