県内の特別養護老人ホーム(特養)に早期入所が必要な在宅待機者が4月1日現在で890人となり、前年同期より4・0%増えたことが県のまとめで分かった。県内では近年、年に200床以上の施設が整備されるが、高齢化による需要増で整備が追いつかない状況。県や各市町村は計画的な施設整備と在宅支援充実で待機者解消を目指しており、介護人材不足も課題となっている。

 県によると、4月1日時点で特養入所を申し込んだのは4601人(前年同期比1・8%増)。このうち1381人(同0・2%増)が在宅で入所を待つ。

 早期入所が必要な在宅待機者は圏域別で、岩手中部(花巻市、北上市、遠野市、西和賀町)の209人が最多。盛岡(盛岡市、滝沢市、雫石町、紫波町、矢巾町、岩手町、葛巻町、八幡平市)171人、両磐(一関市、平泉町)が133人などだった。

 県内の特養ベッド数は3月末現在、前年同期比248床増の8765床。特養は2019年度末までに288床、20年度末までにさらに275床が増える計画だが、高齢者人口や認知症の増加などで、引き続きニーズは増すと見込まれる。