東北地方整備局は30日、盛岡市永井の国道46号盛岡西バイパス南端と矢巾町西徳田の国道4号までをつなぐ「盛岡南道路」のルート概要2案を公表した。約8キロの新たなバイパス整備と現国道の再整備を検討。住民のアンケートや有識者の評価を経て1案に絞り、事業化に向けて手続きを進める。実現すれば渋滞解消や矢巾町に移転した岩手医大付属病院へのアクセス向上につながる。

 同日、仙台市内で開催した社会資本整備審議会道路分科会の東北地方小委員会で案を示した。

 バイパス案は盛岡西バイパスを同病院方面に約8キロ延伸し、片側2車線と歩道などを整備。事業費は概算で約330億~380億円。

 現国道の再整備案は盛岡西バイパス南端から矢巾町の西徳田交差点付近までの約8キロについて、中央分離帯、交差点の右折レーンなどを設置。事業費は約360億~410億円。

 今後は住民らにアンケートを行い、早ければ本年度内に開く第3回同委員会でルート案を絞り込む。事業化には都市計画や環境影響評価など法的手続き、さらに専門家の評価を経た上で、予算の確保が必要になる。