大槌町出身の歌手「みち乃(の)く兄弟」の前川弘至さん、仁志さん兄弟は5日、同町小鎚のシーサイドタウンマストで新曲「帰郷」の発表会を開いた。作詞作曲を手掛けた大船渡市出身の歌手新沼謙治さんも共演し、千人を超える来場者が故郷・大槌への思いを込めた優しいハーモニーに酔いしれた。

 「帰郷」はみち乃く兄弟のデビュー30周年を記念し昨年10月に発売。新沼さんが都会から古里に帰る車窓から見えた風景などを基に作った。同町の地名や浪板海岸、蓬莱島などの名所が歌詞に盛り込まれ、大槌への応援歌にもなっている。

 地元では初披露で、3人が伸びやかな歌声を重ねると、来場者は涙を浮かべて聞き入った。