紫波町上平沢の志和八幡宮(鱒沢克美宮司)で5日、300年以上の歴史を有する五元日祭(ごがんにちさい)裸参り奉納が行われた。一時途絶え1976年に復活してから44年目。平成最後の今回は男衆が雪が降りしきる中、早朝の参道を練り歩いて伝統行事の継承と新年の無病息災を祈願した。

 志和八幡宮氏子青年会(高橋一弘会長)が主催し、町内外の19人が奉納した。腰にしめ縄、腹にさらし、鉢巻きを締めた男衆は午前5時45分ごろに町内2カ所から出発。会旗やお神酒、野菜、白い紙を木の棒で挟んだ「挟み」などを持ち参道前で合流。一列に並んだ一行は、かねの音に合わせて一歩ずつ大きく足を踏み出し境内を目指した。

 初めて奉納した雫石町の町職員松ノ木拓也さん(36)は「雫石町の裸参りに10年参加しているが、紫波町の祭りは早朝で寒く、中腰の姿勢で歩くため太ももがつらくなる。家族の健康と繁栄を願った」と、寒さでこわばった顔を緩ませた。