北上市口内町のNPO法人くちない(菅野豊志理事長)は、地元口内小の冬休み期間に合わせて、学童保育所クラブを利用する児童に昼食のおかずを届けている。仕事で忙しく、弁当を作る余裕がない親たちの要望を受けて始めた。子どもたちは彩りやバランスの良いメニューに大喜び。働く親たちの子育てを地域ぐるみで後押ししている。

 会員2人で献立を考え、同法人が地元で運営する商店「店っこくちない」の厨房(ちゅうぼう)で調理する。メニューは例えば、もち米を使った肉団子や雪菜の煮びたし、アメリカンドッグの3品など。15食ほどを調理し、児童が持参した容器にてきぱきと詰め、口内学童保育所くちないクラブまで配達する。

 同法人は2012年、市の補助を受けて厨房を整備。学童に通う子の母親から「夜勤があり、弁当作りが大変。有料でもいいので昼食を頼めないか」との相談を受け13年、この厨房を拠点に1食180円で届け始めた。今冬の提供は平日の11日間限定で、申し込みがあった日のみ提供している。