盛岡市東松園の番田光雄さん(71)、幸子さん(66)夫妻は、2017年に亡くなった一人息子の雄太さん=当時(28)=が揮毫(きごう)した書を使ったカレンダーを作った。雄太さんは幼少期に交通事故で頸髄(けいずい)を損傷し寝たきりになったが、亡くなる直前まで口に筆をくわえて書き続けた。作品には懸命に生きた雄太さんの思いがこもり、胸に響く。

 カレンダーは、一周忌を機に雄太さんの生きた軌跡を残そうと、昨年10月から製作。雄太さんが力強い筆遣いで書き切った「心がじゆうならどこへでもいき何でもできる」などのメッセージや、石川啄木の短歌などをまとめた。

 雄太さんは4歳の時、帰省先の遠野市で交通事故に遭った。奇跡的に一命を取り留めたが頸髄を損傷し、首から下に障害が残った。

 カレンダーはB4判15ページで100部製作。1部1500円(税込み)で販売し、収益の一部を障害者施設に寄付して障害がある子どもたちを支援する考えだ。問い合わせは電子メールで光雄さんへ。アドレスはbanda320@ace.ocn.ne.jp