盛岡西署(工藤実署長)管内(盛岡市の一部、滝沢市、雫石町)は、昨年1年間の交通事故死者ゼロを達成した。1986年の同署発足以降初で、国道4号や同46号など主要道が多い地域での達成は県内でも珍しい。道路施設の整備のほか、歩行者やドライバーへの安全教育など長年の活動が功を奏した。

 盛岡交通安全協会(会長・谷藤裕明盛岡市長)や各市町の交通指導隊などの地域密着の活動が快挙の原動力だ。滝沢市では市防犯交通安全協会連合会などが飲酒運転撲滅誓約書の署名活動を展開。市交通指導隊が「交通安全」の文字入りリンゴを配布するなどユニークな取り組みで交通安全を広く呼び掛けている。

 40年以上交通安全に取り組む同市防犯交通安全協会連合会の大森清志会長(82)は「昔より交通量が多くなり飲酒運転の摘発も増えている。死亡事故ゼロは長年の成果だが全く油断はできない。自治会連合会などと声を掛け合いゼロを継続する」と気を引き締める。