東北道花巻南インターチェンジ(IC)-盛岡南IC間などで3月から実施する最高速度120キロへの引き上げは移動時間短縮が期待される一方、ドライバーからは「遅い車があおられやすくなるのでは」などと懸念の声も聞かれる。

 高速道では近年、悪質なあおり運転が社会問題化。県内では2日、同区間の東北道上りで、前を走っていた軽乗用車に乗用車を接近させるなどの妨害行為を繰り返し、衝突して乗っていた男性にけがを負わせた疑いで乗用車の男が逮捕された。

 毎年数回東北道を使っている横浜市瀬谷区の木村南海男さん(70)は「乗用車で天気が良ければ110キロでも問題なく走れていたが、荷物を積んだ軽トラックだと、横風や大型車からの水はねが怖くて90キロくらいしか出せない。遅いとあおられることもある」と不安を語る。

 県警はあおり運転などの重点取り締まりを3月以降も継続する方針で、同課の昆徹次長は「必ず120キロで走行するよう引き上げるのではない。大型車との速度差が生じるので、追い越し時は十分注意してほしい」と呼び掛ける。