花巻市は29日、同市大通りのなはんプラザで不動産活用講演会を開いた。神奈川県大磯町で遊休不動産を活用した町おこしを進める農業・原大祐さん(40)が実践例を紹介した。

 市民ら約40人が聴講。原さんは「遊びの数だけ再生がある~まちと農業を照らす究極の地産地消」と題して講演した。

 原さんは同町で水揚げされた魚が、地元で消費されていない現状を打開するため、2010年に漁協直営の食堂を立ち上げた。同年9月には、月例の「大磯市」を企画。出店者のうち特に人気がある業者に呼び掛けて空き家への出店を導き、地域に新たな活気を生んでいると説いた。

 原さんは「町の課題と、自分が望む暮らしのビジョンを重ねて考えるようにしている」と、まちの再生を導く姿勢について語った。