JR東日本(深沢祐二社長)は29日、大船渡線バス高速輸送システム(BRT)の専用道で行っている自動運転技術の実証試験を報道公開した。陸前高田市の竹駒駅周辺で行い、自動運転による車両交差などに成功。人口減に伴う運転手不足など、公共交通網の維持は地方の大きな課題となっている。同社は先端技術を活用した自動運転の本格導入を検討しており、時代に対応した交通モデルが被災地から生まれるか注目される。

 実験は同駅周辺の専用道約400メートル区間で実施。専用道上に設置した「磁気マーカ」からの位置情報をバスの下部に取り付けたセンサーが読み取る。ハンドルやアクセル、ブレーキ操作は自動制御。運転手がハンドルから手を離してもスムーズに走行した。

 時速40キロでの走行や単線での車両すれ違い、駅のホームに寄せて停止するなどの実証実験は昨年12月から3月まで実施。これまでに目立ったトラブルはない。