29日の県内は、冬型の気圧配置の影響で曇りや晴れとなった。西和賀町沢内字両沢の農業中村一美さん(74)方では、雪原の中に並ぶ凍(し)み大根が趣ある厳冬風景を織りなしている。

 雪が1・4メートルほど積もる田んぼで、組んだ木に約1200本の大根が整然と連なる。生で寒風にさらすのが特長で、冷凍と解凍を繰り返すとうま味が凝縮される。2月下旬まで外気に当てた後、乾燥機で仕上げる。

 雪が舞う中で出来具合を確かめた中村さんは「西和賀の冬の食文化を絶やさず、後世につないでいきたい」と思いを語る。