一関市主催の中学生ILC特別授業は29日、同市東山町の東山中(鈴木俊行校長、生徒159人)で行われた。国際リニアコライダー(ILC)と関わりが深い茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)の研究者が講師を務め、生徒はILC計画について理解を深めた。

 1年生42人が参加。KEKの倉田正和研究員(40)が素粒子の種類や宇宙の成り立ち、ILCで使われる直線型加速器の概要などについてCGを用いて分かりやすく解説した。ドライアイスとアルコールを使って粒子が通った跡を見る実験も行い、素粒子物理学を身近に感じた。

 倉田さんは「宇宙の歴史を知ることに加え、ILCを活用して医療や通信などの技術開発も進んでいく。将来、皆さんにも研究に携わってほしい」と呼び掛けた。