「食」を通して東日本大震災の復興支援を行うエスビー食品(小形博行社長)は、県と釜石市、関係企業との共同企画による新商品を発売する。開発したのは本県オリジナルのサバ缶「サヴァ缶」のおいしさを生かしたパスタソースで、人気缶詰の新たな魅力を発信し、被災地の産業を活性化させる。

 小形社長ら5人が28日、市役所を訪問。野田武則市長にこれまでの経緯や商品の詳細について説明した。

 発売するのはパスタメニュー「サヴァ缶とオリーブオイルのパスタソース」と「サヴァ缶とレモンバジルのパスタソース」の2種類。サヴァ缶ならではの風味を忠実に再現しつつ、スパイスやバジルを加え、パスタにマッチするよう仕上げた。1袋1人前で各275円(税別)。3月4日から全国のスーパーマーケットなどで購入できる。

 同社は復興支援の一環として、昨年8月から地域の資源を活用した新商品開発について県や同市と検討。同市に本社を置く岩手缶詰が三陸産のサバを使用して製造するサヴァ缶に着目し、東の食の会(東京都)などの協力も得て完成させた。

 同市出身の小形社長は「釜石にも可能性を秘めた良い素材がある。コラボすることが支援につながればうれしい」と願った。