東京都小笠原村の中吉(なかよし)丸歴史継承交流事業実行委員会(平賀洋子委員長)は、約180年前に陸前高田の商船中吉丸が小笠原諸島の父島に漂着した歴史を絵本にし、同村と陸前高田市の全小学生に贈った。奇跡の物語を子どもたちに広く伝え、両市村の間に生まれた絆をつないでいく。

 絵本の題は「アロウハ~中吉丸漂流記~」。B5判フルカラー28ページ。同委員会メンバーが2年半かけて資料を集めたり同市の船員の子孫に伝わる話を聞き、昨年12月に完成させた。1200冊制作し、400冊を小笠原村、800冊を陸前高田市の小学生や関係者に贈った。

 18日に同実行委の5人が同市を訪れ、市教委に寄贈。19日は同市高田町のキャピタルホテル1000で船員の子孫13人と交流し、絵本の映像に解説の音声や民踊のBGMを加えた映像作品を鑑賞した。