抜群の団結力で甲子園切符をつかんだ。第91回選抜高校野球大会出場が決まった盛岡市の盛岡大付高ナインは25日、吉報に沸いた。2年ぶり5度目の出場を誇るが、選手が部活動や寮だけでなく、学校でも同じクラスで学ぶようになってからは初の夢舞台。スター選手不在とされ、けが人が続く逆境に見舞われたチームは、長い時間を共にして築いた信頼関係で乗り越えてきた。仲間と高め合い、県勢初の「日本一」を目指す。

 同市下厨川の同校専用グラウンド。白い息を吐きながら、選手たちが鋭い打球を飛ばし、その時を待つ。待ちわびた知らせが届くと、ナインは雄たけびを上げ、歓喜の輪が広がった。

 「選んで良かったと思ってもらえるよう、技術と人間力を鍛えよう」。関口清治監督の言葉に選手は表情を引き締め、さらなる鍛錬を誓った。

 ナインは異口同音に「チーム力は高い」と語る。現在の2年生は全員同じクラスになり、寮生活、学校、グラウンドと常に同じ時を過ごしていることが大きい。及川温大(あつひろ)主将(2年)は「仲が良く、全てを分かり合っている。団結力、信頼関係は抜群」と胸を張る。