青森県おいらせ町の百石(ももいし)高(岩川亘宏校長、生徒449人)は23日、NIE(教育に新聞を)の一環として「震災を忘れない」と題した授業を行い、岩手日報社の鹿糠敏和報道部次長(39)が東日本大震災について講義した。生徒は犠牲者を思い、災害から身を守る遺訓を胸に刻んだ。

 3年生109人が出席。震災当時大船渡支局長だった鹿糠次長は、被災体験や被災地で新聞が果たす役割を紹介。犠牲者の行動をデジタルの地図上で再現した「犠牲者の行動記録」を使い、「とにかく逃げる 逃げたら戻らない」など命を守る提言を示した。

 北村乃衣(のい)さんは「新聞はただニュースを伝えるものと思っていたが、人を思う気持ちがこもっていると感じ、見方が変わった。もうすぐ就職するが、教わったことを大事にしてやりがいを感じられるよう頑張る」と将来を見据えた。