豪雨と津波の怖さを自分たちが刻む-。3月に閉校する岩泉町の浅内小(関川寛司校長、児童6人)は、2016年の台風10号豪雨と11年の東日本大震災について学んだ成果を、30日に盛岡市で開催されるいわての復興教育実践発表会(県教委主催)で報告する。岩泉小への統合を控え、同校での生活は残りわずか。児童は発表の準備を通じて二つの災害を直視し、新たなステップへ備える。

 「私たちは台風10号を経験しました。雨が降り、停電になり、水も出ず、いつもと違う…不安でした」「災害に遭った時に、自分たちにできることは何か考えて行動できるようになりたい」

 22日は午前8時15分からの朝活動で練習。6人全員が個人練習を繰り返した後、本番を想定し、「笑顔で張りのある声、伝えたい気持ち」に気をつけながら全体を通した。

 児童は昨年10月の学習発表会に訪れた地域住民に台風10号豪雨の体験をインタビュー。当時の様子や家族の行動など、聞き取った内容を映像を交えて発表する。

 発表会は盛岡市内丸の県民会館で開き、同校のほか▽山田・船越小▽八幡平・西根一中▽大槌学園▽盛岡視覚支援▽野田中▽盛岡峰南高等支援▽一戸高-が復興教育の成果を発表する。午後1時開始。入場無料。