大船渡市三陸町綾里の北日本水産(古川季宏(すえひろ)社長)は2018年度から養殖エゾアワビの輸出を始めた。東日本大震災を乗り越え、震災前と同程度の出荷量を確保できる環境が整ったことを受け、同社として初の挑戦。近年県内で続くアワビの厳しい水揚げ状況を受け、養殖施設の拡大も視野に県産アワビを守り、広めていこうと意気込んでいる。

 同社は今冬から米国、香港、台湾に輸出を開始。米国に出荷している活アワビはロサンゼルスのレストランで提供されており、品質の良さが評価されている。

 同社は震災で養殖施設が被災。14年に再建し、16年から商品の出荷を再開した。18年度は国内外に向け、震災前と同程度となる食用成貝40万個の出荷を見込んでいる。