北上、奥州両市で20日、新春を彩る郷土芸能イベントが開かれた。神楽や田植え踊り、鬼剣舞。子どもからお年寄りまで、古里に子々孫々伝わる文化の担い手たちが一堂に会し、勇壮華麗に舞った。寒さにも、人口減少にも負けない。演者と観客一体で、一層の上達と末永い伝承を願った。

5団体、誇り胸に躍動

シンドロを囲んで舞う下藤根さんさ踊の子どもたち

 【北上市】藤根地区郷土芸能踊り初め会(実行委主催)は、同市和賀町藤根の藤根地区交流センターで開かれた。

 長清水山伏神楽、中野田植え踊、道地ひな子剣舞、下藤根さんさ踊、北藤根鬼剣舞の地元5団体が出演。踊りに込められた意味や日々の活動を紹介し、児童も大人も躍動した。

 下藤根さんさ踊は「シンドロ」と呼ばれる灯籠を囲み、輪踊りを披露。和賀東小3年の千葉絹夏(きぬか)さんは「去年より上手に踊れた。もっとうまくなるよう頑張りたい」と引き締めた。

打楽器や舞、息合わせ

力強い演奏を披露する母禮太鼓のメンバー

 【奥州市】2018年度前沢郷土芸能祭(実行委主催)は、同市前沢七日町裏の前沢ふれあいセンターで開かれた。

 保存6団体の約80人が出演。同市前沢生母の母禮(もらい)太鼓(真尾弥子(ひろこ)代表)は、16人で6種の打楽器を力強く演奏。郷土の英雄・母禮への思いを表現した。前沢小6年の山崎遼君は「みんなの息が合い、しっかり声も出せた」とうなずいた。