伝統行事の雫石町裸参り(実行委主催)は20日、町内で行われた。町民有志が1980年に復活させ、今年で40回目を迎えた。腰みの姿の男衆が五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を願い、雪がちらつく約1キロを歩いた。節目を迎え、関係者は「絶やすことなく後世に伝える」と思いを強くした。

 腰みのや横綱などわら装束をまとった10~40代の40人が、同町上町の三社座神社を出発。「災害復興」「無病息災」などと大書したのぼりを掲げた男衆は一歩一歩踏みしめ、約2時間かけて同町下町の永昌寺に到着した。

 裸参りは10年参加すると満願成就するとされる。達成した実行委副委員長の町職員高橋和範さん(34)=同町上町=は「目標だったので、支えてくれた方々への感謝を胸に歩いた。裸参りで得た人とのつながりは大きな糧になる」と達成感をにじませた。