平泉町平泉の毛越寺(藤里明久貫主)で20日、伝統の二十日夜祭(はつかやさい)が開かれた。国指定重要無形民俗文化財「延年舞」などを繰り広げ、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願った。

 常行堂(じょうぎょうどう)にまつられる作物の神・摩多羅神(またらじん)の祭礼で、新春祈祷(きとう)の最終日。夜闇の屋外に向け開かれた常行堂で、一山の僧侶らが延年舞の「田楽」「祝詞(のっと)」などを奉納し、荘厳な光景に多くの観客が見入った。

 同町長島の建設業遠藤信さん(68)は「延年舞を初めて見た。言葉では表せないほど神秘的だった」と堪能した。