2019年が始まり、早くも半月が過ぎた。新年は思いがけず、にぎやかに迎えた。

 大船渡市の盛青年商工会による恒例の同市盛町の天神山の元旦祭。商工会メンバーに誘われ、12月31日から1月1日にかけて2時間ほどそばやだるま販売を手伝い、慰労会にも参加した。一人で年を越す予定だったが、地域の人たちの優しさに温かい気持ちになった。

 こうして迎えた元日のまだ辺りが暗い午前6時前。三陸鉄道南リアス線初日の出号の取材で同市の盛駅に行くと、待合室には期待に満ちた表情の乗客が集まっていた。

 県内外の40人を乗せた列車は、日の出時刻に合わせて線路上で停車。今回で5度目という男性の「見られなかった年もある」の言葉に不安になりながら、窓の外を見つめていると、その時は突然来た。

 雲間からゆっくりと姿を見せるオレンジ色の太陽。まぶしいほど明るく、目の前の海もきらきらと輝いた。生まれて初めて初日の出を拝み、今年は良い年になるに違いないと胸が躍った。

 「今年も大船渡の人の笑顔にたくさん出合えますように」。朝日に託した願いがかなうよう、干支(えと)のイノシシにちなみ、真っすぐひたむきに突き進みたい。

(真下舞子)