教員免許が更新制となって10年。本県の国公立校では、更新手続きをせずに免許を失効した教員は出ていない。文部科学省の調査によると、2018年3月に免許を失効した教員は全国で239人いるが、本県はゼロ。背景には、受講すれば更新講習を受けたことになる県教委独自の研修がある。更新のピークとなる18年度も講習を展開する。全国的には幼保連携型認定こども園の保育教諭の失効者が多く、同省は制度の正しい理解を求めている。

 同省の調査によると、本県で17年度末までに更新が必要だった教員は国立9人、公立1106人、私立84人の計1199人。失効者はいない。

 公立校で失効者ゼロが続く最大の要因として県教委が上げるのが、09年度から公立の現職教諭対象に実施する「授業力向上研修」。受講すると更新講習を受けたことになる全国でも珍しい仕組みで、受講漏れによる失効を防ぎ、教員の負担も軽い。

 間もなく更新となる教員の研修も進む。県教委は11日まで5日間、花巻市の県立総合教育センターなどで同研修を開催。更新期を控えた489人を対象に行った。