大船渡市の成人式は13日、市内のリアスホールで行われ、新成人422人のうち333人が出席。古里の復興を担う覚悟を胸に大人への一歩を踏み出した。

 新成人を代表し、同市三陸町吉浜の会社員欠畑甲子(かっし)さんが「自覚と責任を持ち立派な大人と認められるよう精進する」、同市日頃市町の会社員菊地洋佑さんが「大船渡の復興に携わり、活気のあるまちづくりに尽力したい」と抱負を述べた。

 同市大船渡町出身の岩手医大看護学部2年、田中彩絵美(さえみ)さんは、震災で犠牲になった同級生松原啓太さん=当時(12)=の遺影を手に出席した。

 「お互いに20歳。啓太君もおめでとう」とスーツ姿で写真に納まる啓太さんに穏やかな表情を向けた田中さん。「啓太君の分まで一生懸命生きる」と天国の大切な仲間に力強く誓った。