釜石市は2019年度から障害児に対する障害福祉サービスの充実に乗り出す。療育の必要な子どもや相談件数などの増加を受け、市運営の事業所で未就学児の生活指導などを担う「児童発達支援」の受け入れ枠を拡大。障害児が放課後や休日に通う「放課後等デイサービス」は民間事業者による新たな受け皿を確保する。新規の受け入れができず待機児がいるほか、経済的負担が増している保護者もおり、対応を急ぐ。

 同市が運営する障害児通所支援事業所すくすく親子教室は、午前に児童発達支援、午後に小学生対象の放課後デイを行う。両事業合わせて1日の利用定員は15人で現在は午前に6、7人、午後に9、10人が利用。一方で発達に心配のある未就学児が増え、約30人が待機状態となっている。

 待機解消に向け、市は児童発達支援を午後も行い、受け入れ枠を拡大する方針。全体の定員枠は変えず、同教室で縮小となる放課後デイは、市内の遊休施設2カ所を事業を行う民間に無償で貸与し、受け皿を確保する考えだ。