高齢化社会が進む中、県は11日、盛岡市内丸の盛岡地区合同庁舎で、職員を対象にした認知症サポーター養成講座を初開催した。窓口業務などで認知症の人と接する機会が今後さらに増えることや、若年性認知症の人と一緒に働くことなどを想定して実施。職員は症状などの基礎知識や支援の在り方を学び、認知症の当事者が地域で自分らしく生きられる社会づくりに向けて自覚を高めた。

 県職員101人が受講。岩手医大内科学講座神経内科・老年科分野の赤坂博助教が認知症の症状や、周囲の望ましいサポートについて講義した。県によると、窓口のほか、公務で訪問先で認知症の人に対応する機会があるという。

 赤坂助教は「当事者にはそれまで当たり前にできたことができなくなる怖さや悲しさがある。認知症になっても心は生きている」と強調。物忘れなどの症状を怒るのでなく、さりげなく手を貸して成功に導き、褒めることが当事者の自信につながると説明した。