大槌町小鎚の元町職員佐々木健さん(61)は11日、1996、97年に町が発行していた「海づくり通信」を町立図書館(北田竹美館長)に贈った。東日本大震災で流失したが、保管していた東京都の知人から譲り受けた。通信の題字は町職員らの自筆で、震災で犠牲になった町職員が書いた文字も。佐々木さんは「『生きた証し』として遺族に見てほしい」と願う。

 佐々木さんが同町末広町の図書館を訪れ、北田館長に創刊号から136号までをつづったファイルを手渡した。通信は97年10月に同町で開催された全国豊かな海づくり大会の成功に向けて144号まで発行。「海づくり」の題字は、町職員や県職員、教員らが書いたものを順番に使っていた。佐々木さんによると、震災で犠牲になった町職員が書いた題字と署名も10人ほど含まれる。

 通信は閲覧、コピーできる。問い合わせは同館(0193・42・7226)へ。