引きこもり当事者と、その親の高齢化が県内で進んでいる。親や支援者らでつくる「岩手ひきこもり支援連絡会」が当事者の家族を対象に行ったアンケート調査では、当事者の年代は30~40代が53・7%を占め、親は60代以上が61・2%に上った。親が80代、収入のない子が50代の「8050」問題が全国的な課題となる中、本県でも当事者はもとより家族全体を視野に入れた支援が求められている。

 アンケートは昨年9、10月に実施。同会の個別面談などの際、当事者がいる家族に協力を依頼し、両親ら52人から回答を得た。

 当事者は30代が22人と最多で、20代19人、40代7人、10代6人。親は未記入などの3人を除き、60代が24人、50代14人、40代と70代が各5人、80代1人。既に「8050」状態にあるか、その予備軍が多数いる状況が明らかになった。

 自由記述では「親亡き後」への不安だけでなく、「家族だけで18年間も悩み、疲れ切っている。どう抜け出したらいいか分からない」、「親も本人も独りぼっちになってしまう」など切実な声が寄せられた。