盛岡市羽場の盛岡工高(阿部徹校長、生徒840人)の電子機械科3年福士誠也さんは、技能検定の普通旋盤作業2級に合格し、県職業能力開発協会が特に優秀な成績を収めた人に贈る金賞に輝いた。社会人や専攻科生らが多く受検した中、金賞を受けたのは福士さんただ一人。同校自動車部員として重ねた努力が実を結び、高精度な課題作品を完成させた。

 福士さんは昨夏、2級の学科と実技の試験に挑戦。実技は、制限時間内に棒状の鉄を旋盤で切削し、図面通りに加工する。出来栄えのほか、完成した2個の部品を合致させる必要があり、精度も求められる。

 福士さんは2級合格だけでなく、高校生としては3年ぶり2人目の金賞という高い評価を受けた。本年度の県内の2級の受検者は35人(うち高校生15人)で、合格率は57%。1級を受検するには実務経験が必要で、高校生として取得できるのは2級が最高位だ。