【オーベルストドルフ(ドイツ)共同】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は30日、ドイツのオーベルストドルフで年末年始恒例のジャンプ週間開幕戦を兼ねた個人第8戦(ヒルサイズ=HS137メートル)が行われ、小林陵侑(土屋ホーム、盛岡中央高)が合計282・3点で今季、通算ともに5勝目を挙げた。

 小林陵は1回目に最長不倒の138・5メートルを飛んでトップに立った。2回目は126・5メートルにとどまったが、2位のアイゼンビヒラー(ドイツ)に0・4点差をつけて逃げ切った。4戦で争うジャンプ週間での日本勢の勝利は2000~01年シーズンにガルミッシュパルテンキルヘン(ドイツ)で勝った葛西紀明(土屋ホーム)以来で、4人目。

 0・4点差の勝負を制した小林陵は目を閉じ、こみ上げてくる歓喜に浸った。日本勢が伝統の4連戦で勝つのは18季ぶりの快挙で「ジャンプ週間の勝利は(普段の)W杯とはひと味違う」と重みをかみしめる。ジャンプ週間総合優勝争いの本命にふさわしい強さを2万5500人の大観衆に見せつけた。