第7回東北みらい創りサマースクール(同実行委主催)は29日、遠野市土淵町の遠野みらい創りカレッジで2日間の日程で開幕した。初日は災害時の緊急対応訓練や、有識者による防災・復興支援の講座を展開。東日本大震災の教訓を踏まえ、全国で頻発する大規模自然災害への備えや復興に役立つ情報を共有した。

 高校生を含む地域住民ら約50人が参加する炊き出し訓練でスタート。同カレッジの有馬尊久(たかひさ)マネジャー(56)が指導し、アルミ缶を重ねた「こんろ」を作った。参加者は火だねとして切り刻んだ牛乳パックを次々と投入。30分ほどでほかほかのご飯を炊き上げた。

 メディアや被災企業の経営者、大学教授ら各分野の有識者6人による講座も充実。被災地でのメンタルヘルス支援や、災害時の動物救護活動など多彩なテーマが設けられた。

 IBC岩手放送の相原優一クロスメディア部長(56)は「命を守る防災メディアリテラシー」と題し講演。「スマートフォンを使い能動的に災害情報を得ようとする人が多くなり、発信側も状況や受け手の年代を見極めて多様なツールを活用すべき時代に来ている」と説いた。