「憧れの先輩が活躍してうれしい」「衝撃的な結果だった」。2日閉幕したジャカルタ・アジア大会で、本県出身選手がホッケー男女初の金メダル獲得に貢献した。出場した3選手の地元岩手町では同日、練習に励む関係者が偉業をたたえ、「次は自分も国際大会に出たい」などと刺激を受けていた。

 1986年のソウル大会から3大会連続で出場した同町五日市の会社員(54)は、MF田中海渡(かいと)選手(22)=県体協=が出場した男子決勝の展開を「3点差を追い付いて逆転するのはすごい。過去にも対戦したマレーシアが相手だったので、メンバーは自信があったのではないか」と分析。「本町の子どもたちの勇気になる結果。どんどん続いてほしい」と、ホッケーの町のさらなる活性化を願った。

 沼宮内中出身で女子代表のDF及川栞(しほり)選手(29)=オランダ・HCオレンジレッド=に指導を受けた女子生徒(沼宮内中3年)は「岩手から日本代表に入り、トップ級の選手とプレーしている憧れの存在」と、大先輩の勇姿に目を輝かせた。男子生徒(川口中3年)は「自分も海外リーグで活躍する選手を目指す」と意気込んだ。

 女子代表のFW瀬川真帆選手(22)=ソニー=が川口小時代に所属していた川口スポ少のメンバーも優勝を喜んだ。女子児童(川口小5年)は6月、同町を訪れた瀬川選手にアドバイスを受け、スティックにサインをもらった。

 「ドリブルの姿がとてもきれいだった。自分もうまくなる」と憧れのまなざしを向け、男子児童(同6年)は「中学生になっても競技を続け、真帆さんのように世界大会に出たい」と意欲を高めた。