宮古-室蘭(北海道)間で定期フェリー(宮蘭(みやらん)フェリー)を運航する川崎近海汽船(東京)は28日、日曜日の室蘭発、月曜日の宮古発の1往復を減便するダイヤ改編を発表した。6月の就航から3カ月で、毎日運航のダイヤが崩れる。トラック需要が当初見込みより下回っており、室蘭発の便を八戸に寄港するよう改編。宮古の出発時間も早朝から遅らせるなど、利便性向上で利用増を狙う。

 28日夕方の室蘭市入江町の室蘭港フェリーターミナル。宮古行きの乗船手続きをする人影はまばらだった。トラックで乗船した盛岡市盛岡駅前通の会社員山田善弘さん(40)は「宮古到着後の移動を考えると、八戸-苫小牧間の方が効率が良い」と指摘する。

 同社は具体的な利用実績を公表していないが、トラック需要が当初見込みより下回っていることから、八戸港に寄港し利用を促す考えだ。新ダイヤは10月6日の室蘭発から運用。南下便は月-土曜日の運航で、室蘭午後8時50分発、八戸翌午前3時半着、同4時発となり、宮古着は同7時55分。北上便は火-日曜日の運航で宮古午前9時25分発、室蘭午後7時25分着。八戸には寄港しない。

 改編に伴い、南下便は宮古着が現行より1時間55分、北上便の宮古発は1時間25分それぞれ遅くなる。需要の少ない月曜日の宮古発を運休し、老朽化している船体を整備する。