日本の野球殿堂入り第1号の一人で、旧制盛岡中(現盛岡一高)出身の久慈次郎(1898~1939年)をテーマにした講演会は28日、盛岡市内丸の県公会堂で開かれた。今年は生誕120年に当たり、記念行事として開催。参加者は盛岡で育った名捕手の顕彰の機運を高めた。

 生誕120年記念行事実行委が主催。ジャーナリストで北海道教育大非常勤講師の黒田伸さん(61)=札幌市=が「球聖久慈次郎と大谷翔平を結ぶベーブルースの遺言」と題して講演し、約20人が聴講した。

 黒田さんは、久慈の写真などをスライドで見せながら、野球に懸けた生涯を説明。久慈の息子で同姓同名の故久慈次郎さんとの出会いを通じ、久慈が日米野球の際にベーブ・ルースと交換したメンバー表を見せてもらったことなども紹介した。

 投手と打者の二刀流で活躍する大リーグ・エンゼルスの大谷選手の活躍にも触れ、「同じ岩手の地からすばらしい選手が生まれたことは特筆すべきこと。久慈次郎にもっと敬意を表し、名前を継いでいきたい」と呼び掛けた。