遠野市土淵町出身の遠野物語話者、佐々木喜善(きぜん)(1886~1933年)をしのぶ会(土淵町地域づくり連絡協議会主催)は28日、同町の伝承園で開かれ、親族や地域住民ら約100人が民俗学研究で多大な功績を残した地域の偉人に思いをはせた。

 出席者が園内の銅像前に献花し、土淵保育園の年長組7人が昔話「きつねを騙(だま)したじいさま」を元気よく発表。全校で語り部に取り組む土淵小の児童3人も堂々と昔話を披露し、日本のグリムと称された喜善に成長した姿を見せた。

 同協議会の安部全一会長(69)は「子ども語り部の活動が地域に根付いており、先生の思いはしっかりと次世代につながっている」と目を細めた。