【札幌市で報道部・刈谷洋文】最大震度7を記録した北海道胆振(いぶり)東部地震から27日で3週間。深刻な液状化被害が発生した札幌市清田区に26日、入った。街並みは平静を取り戻したかに見えるが、随所に災害の爪痕が残る。火山灰質の大地は地震で強度を失い、宅地や道路はいびつにゆがむ。傾いたわが家を前に、住民は「穏やかな暮らしを返して」と嘆いた。

 区内でも被害が大きい里塚地区。足元は波打つように隆起し、家々の壁にはひびが走る。一帯を覆う泥は撤去されたが、規制線の内側は地盤が崩れ、建物も傾いたまま。土砂を運ぶ重機の音が終日、響いていた。