花巻市星が丘のるんびにい美術館に在籍して創作活動を行っている同市在住の八重樫季良(きよし)さん(62)は25日、出身地の北上市二子町の二子地区交流センター(小田島隆信センター長)に自作の絵画を寄贈した。知的障害があっても精力的に制作を続け、全国各地の展覧会に出展する八重樫さん。感性あふれる作品はセンターの玄関付近に掲げられ、来場者を明るく迎える。

 寄贈した絵画は建築物をモチーフに7月に制作した縦54・5センチ、横78・8センチの無題の作品。精緻な縦横斜めの黒線で区切った形に、赤や黄、青などの鮮やかな色をマーカーでのせた。寄贈候補とした約20点の作品の中から自身で選んだ。

 贈呈式は同センターで行われ、自らの絵がデザインされた蝶ネクタイを着けた八重樫さんが二子町振興協議会の及川文幸会長(73)に絵画を手渡し、返礼の花束を満面の笑みで掲げるなど喜びを表した。