【アナハイム共同】米大リーグは24日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高)はアナハイムでのレンジャーズ戦に「3番・指名打者」でフル出場し、一回に右越えに21号先制ソロ本塁打を放ち、5打数1安打1打点、1得点1三振だった。チームは延長十一回、5-4でサヨナラ勝ちし、連敗を5で止めた。

8試合ぶり、会心一発

 【米アナハイムで本紙特派員・小田野純一】迷いなく振り抜いた。エンゼルス・大谷翔平の8試合ぶりとなる21号本塁打は、驚きと歓声が入り交じる会心の一発。負けが続いて自身もチームも苦しかった敵地6連戦のうっぷんを晴らした。

 入念な準備から打撃のイメージをつくり上げた。試合前、クラブハウスでじっくり映像を見る大谷。内角高めのシンカーも想定していたのだろう。初打席の初球、その球に体が反応する。打球の角度が上がるよう体を弓のようにしならせ、豪快なスイングが球を捉える。最近は初球をファウルする場面が多かったが、完璧な当たりは乾いた音を響かせ、右翼席中段に突き刺さった。

 「同じ球でも何種類かある(バットを通す)ルートの中からしっかり反応して、そのルートを通せるか。今日に関しては良かった」と手応えをにじませた。

 第2打席以降は安打こそなかったが、第3打席は本塁打した球と同じような内角高めをまたも豪快にスイング。当たっていればさらに飛距離が伸びたようなスイングスピードだった。

 本塁打より見応えがあったのは、延長十回の第5打席。無死一塁、冷静な大谷が感情をむき出しにした。3ボールになると、「勝負してこい」と言わんばかりに打席を外して強振。直球をファウルすると、自分にいらつくように厳しい表情で右手の動きを確認した。結果は中飛だったが完璧な打撃だった。