盛岡市新庄の市動物公園(辻本恒徳園長)は、雄キリンのリンタ(10歳)の健康状態を把握するため、新たに血液検査の実施に向けた受診動作訓練(ハズバンダリートレーニング)に取り組んでいる。昨年死んだ雌のユズ(当時9歳)の死骸を調べた結果、栄養状態が想定以上に悪化していたため同検査の導入を目指す。リンタは右前脚に変形がみられるが、同園は「ひづめを削れているため、今のところ関節などに大きな支障はない」としている。

 ユズの死を受け、同園は客観的な数値で健康状態を把握するため、リンタの定期的な血液検査を計画。首に注射して採血するため、昨秋から飼育員が首に触る訓練を重ねている。

 ユズは昨年、両前脚のひづめが伸び過ぎて関節の周囲が炎症を起こすなどし、最後は自力で立ち上がれなくなり循環障害で死んだ。