【ヒューストン共同】米大リーグは23日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高)がヒューストンでのアストロズ戦に「3番・指名打者」でフル出場し、4打数無安打、3三振だった。

 同僚の田沢は1-4の三回途中に2番手で登板し、2/3回を無安打無失点、1三振1四球だった。チームは2-6で負け、5連敗を喫した。

 パドレスの牧田はドジャース戦で0-12の七回途中から6番手で投げ、2回を無安打無失点、2三振だった。チームは0-14で大敗した。

好投手との対戦経験糧に

 【米ヒューストンで本紙特派員・小田野純一】失投を捉えるか打ち損じるか。大谷翔平にとって上位2チームとの敵地6連戦は、先発出場し続ける難しさを学び、好投手との対戦経験を得る場となった。この日も相手の球威に押され、3三振を含む4打数無安打と沈黙。6試合で19打数3安打と打率を大きく下げはしたが、来季への糧にする。

 トラウトが休養で先発を外れ、大谷の打順の前には好調のアップトンが入った。打線としての機能だけでなく、新人王をとらせたい指揮官が好機に強い大谷にその場面をつくってやりたい思いも感じられる打順だった。

 思惑通りに好機で回ってきた。初回は1死二塁、三回は1死一、二塁と絶好の場面。しかし、初回は今季15勝のモートンの制球力に空振り三振、三回はルーキー左腕のバルデスの勢いに押されて見逃し三振と中軸の役割を果たせなかった。

 手が出ていないわけではない。初球からしっかりバットを振り、タイミングも合っている場面が多い。ただ、甘いコースの球を捉え切れていない。そして本人が前日、「(相手に)投げたいように投げられている」と話したようにストライクゾーンを広く使われ、凡打になっている。

 登板の機会がなくなり、中軸として連日出場。8月の好調ぶりもあり、今や強打者として警戒され打ちやすい球はほぼ来ない。「経験を積んで成長しているし、打席でも自信が表れている」とソーシア監督は長い目で大谷を見守る。残すは本拠地6試合。やられてばかりでいられない。