花巻市東和町内の風景を楽しみながら走る「東和棚田のんびりRun」(実行委主催)は23日、同町内で初めて開かれた。競い合いではなく、東和の自然や食文化を知ってもらおうと住民有志が企画。参加者は農民の一揆など米どころの歴史を学びながら、地域の温かさや実り豊かな黄金の棚田風景を体感した。

 北は北海道から、南は山口県まで60人が参加。同町東晴山の梅原無石(むせき)さん(71)が「この地域は南部藩の中でもコメの質が良く、収奪が多くて一揆も多発した」と歴史を説明。ほら貝の合図で東和温泉を出発した参加者は、最初の小休憩所までくわや俵のレプリカを持って疾走した。

 コース途中では地元の食文化を堪能してもらおうと、漬物やみそアイスなどが振る舞われ、農作業中の住民らが「がんばれ」の声援や手を振って応援した。