キノコ採り最盛期の県内で23日、愛好者の滑落やクマとの遭遇、遭難が相次ぎ、1人が死亡、1人が重傷を負った。山中は日没が早く寒暖差も大きいため、専門家らは無理をしない早めの行動を推奨。体調不良や天候の急変、クマの被害などあらゆる事態を想定し、山を侮らない万全の備えを呼び掛けている。

 宮古署によると、午前7時45分ごろ、宮古市老木の山林で、知人2人とキノコ採りをしていた同市の男性(60)が牛伏沢沿いの斜面を歩いていて足を滑らせ、約5メートル下の沢に転落。石などに頭を強く打ち付け、現場で死亡が確認された。死因は脳挫傷。

 同署によると、男性は現場付近に何度も入り、慣れた山だった。

 午前11時ごろには、八幡平市松尾寄木の山林でキノコを採っていた盛岡市の男性(69)がクマに襲われたと、同行の知人男性(52)が通報。顔を引っかかれて鼻を骨折するなどの重傷で、盛岡市の県高度救命救急センターに搬送された。