【ヒューストン共同】米大リーグは22日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高)がヒューストンでのアストロズ戦に「4番・指名打者」でフル出場し、八回に内野安打で3試合ぶりの安打を放って4打数1安打、1得点で1三振だった。チームは5-10で負け、4連敗を喫した。

 田中が所属するヤンキースはワイルドカードでのプレーオフ進出を決めた。ブレーブスは5年ぶりにナ・リーグ東地区で優勝した。

5度目の対戦、変化球ポイント

 【米ヒューストンで本紙特派員・小田野純一】好守に阻まれて安打は出なかったが、剛腕を打ち崩す意図が感じられた2打席だった。エンゼルス・大谷翔平とバーランダーの5度目の対戦。今回は変化球がポイントだった。

 明らかにスライダーを狙っていた。これまで大谷を苦しめてきたメジャー屈指の変化球。直球はこれまで球筋を見てきた経験、チェンジアップは本塁打を含めて2安打した自信がある。仮に来季も対戦するとしたら、厄介な球種がスライダーだった。

 直球を見せながらスライダーで追い込み、直球で仕留めるのがこれまでの大谷に対する配球。早いカウントで来ると予想していたのだろう。第1打席は2球目のスライダーを打ち、内外野の間に落ちそうな飛球を好捕された。第2打席は初球から連続で振ったが、一塁線のライナーを捕られた。

 鋭い変化と抜群の制球力の前に芯では捉えられなかった。大谷は「できる限りバットの出し方は最善のルートを通したつもり。それでも安打にならないのは自分のスイングの力やスピードが足りないのかな」と悔しさをにじませた。

 この日は意地でもスライダーを捉えたかったのだろう。投手が代わっても八回の第4打席は初球からスライダーを打ちにいき、快足を飛ばして三塁内野安打。11打席ぶりに安打は出たが、首をかしげて納得がいかない様子だった。大谷の内野安打やトラウトの3ランなどで八回に逆転したエンゼルスだったが、その裏に一挙9点を奪われ、4試合連続2桁失点。球団初という不名誉な記録を更新し、ソーシア監督は「いい試合はしていた」と語るしかなかった。