観光客誘致などに取り組む陸前高田市の合同会社ぶらり気仙(鍛治川直広代表)と広田湾遊漁船組合(大和田晴男会長)は22日、約4カ月にわたって海中で熟成させた日本酒やワインの引き揚げ作業を行った。「広田湾海中熟成プロジェクト」の一環で、参加者約20人は新たな地域資源の魅力を体感した。

 参加者は同市米崎町の脇之沢漁港から船に乗り、カキの養殖いかだまで移動。5月に海中に沈める作業を見守った市民らもおり、同市の酔仙酒造の日本酒と、神田葡萄(ぶどう)園のワインが深さ10メートル余りの海中から引き揚げられると、歓声が上がった。

 酒は海に沈めると波の揺れなどで熟成が早まり、味がまろやかになるとされる。