遠野市青笹町の六神石(ろっこうし)神社(千葉雄孝宮司)は22日、1961年の奉納以降初の大修理を行ったみこしを地域にお披露目した。関係者が青笹、上郷地区の約60キロを巡行し、往時の輝きが戻った黄金の縁起物が住民の目を楽しませた。

 みこしは竜や鶴など迫力ある彫刻と繊細な彫金が特長。汚れが目立ち昨年10月、製造元の宮本卯之助(うのすけ)商店(東京)に修理を依頼した。ケヤキ木地などに大きな劣化はなかったが、作業は約1年間におよび、約5千個の部品を全て解体洗浄した上で組み直された。

 千葉宮司(67)は「東北地方に唯一とされる大変貴重なみこしだ。遠野だけでなく、岩手、日本の宝として大切に受け継ぐ」と思いを込める。