花巻市の宮沢賢治記念会(宮沢啓祐理事長)は賢治の命日の21日、同市の南城小体育館で賢治祭を開いた。全国のファンが集い、歌や詩の朗読を通じて賢治の世界に浸った。

 約300人が参加。賢治にささげる歌として南城小4年生95人が「ポラーノの広場の歌」を披露し、宮沢賢治学会イーハトーブセンターの富山英俊代表理事が「永訣の朝」を朗読する詩人の故・草野心平ら著名人の音声を流し「あめゆじゅとてちてけんじゃ」のフレーズを挙げ「方言のような呪文のような言葉を繰り返すことで(賢治の妹トシの死が)謎めいて手の届かぬものになることが表されている」と説明した。

 市内の児童生徒らが朗読や合唱を披露し、賢治の母校である花巻農高の鹿踊り部が「一番庭」を舞った。